元水泳コーチのスイミングのハナシ

スイミングスクールで26年働いた元水泳コーチのお話です

こんなスイミングスクールはイヤだ!

スイミングスクールで長く働いていると、いろんなことがあります。

そのすべてを書くことはできませんが、ありそうでなさそうで、でも本当にあったかもしれない昔話を書いてみたいと思います。

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温水プールどころか、お風呂みたいなプール

スイミングスクールにある機械は意外と古いものが多く、今でもタイマーが付いていない設備を使っているプールが結構あります。

タイマーが付いていないからプールの水温を自動で上げることが出来ず、手動で操作しないといけないのですが、手動なので操作するのを忘れたりすると、冬なのにめちゃくちゃ冷たくて、コーチも子どももガタガタ震えながらレッスンを行うこともあります。

ある冬のこと、特別冷えた夜に、翌朝水温が低いと困るので、水温を上げたまま帰ったスタッフがいました。水温を自動調節することも無く、手動だから勝手に切れることもなく、プールの水温は一晩かけてドンドン上がっていいました。

そして翌朝、プールに来てみると水面からは物凄い湯気が上がっています。水温を計ってみると40℃を越えています。そのスタッフは責任者にめちゃくちゃ怒られていましたが、水温はすぐに下げることも出来ません。

こうしてお風呂みたいなプールが出来上がり、子どもも大人もレッスンを始めて5分で茹でダコになっていました。

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昔のコーチは怖かった

今ではそんなことありませんが、昔のコーチは総じて怖い人が多く、見ようによっては別世界の人に見えていました。その当時は水泳のコーチといえば、どれだけ速い選手を作ったかで良し悪しが決まったので、スパルタ練習でガンガン選手を強くするために、常に怖い顔をしているコーチが多かったのです。

プールサイドから長い棒で泳いでいる選手を叩く、選手をプールに投げ飛ばす、泳いでる選手にセーフティ(台)を投げつける、昔だから許されたことですが、それでも怖かったです。

自分が初めて責任者になって責任者会議に出たとき、まるで親分の集まりに思えたのは、今となっては良い思い出です。

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テスト練習をせずに遊びだすコーチ

昔は今ほどギスギスしていないので、コーチは子どもを楽しませるために、練習を中断してまで遊んでいました。

プールサイドにマットを並べて、その上に水をタップリまいて、走っていってピューーーっと滑ったり、足場となるセーフティをピラミッドみたいに積んでジャンプ台にして飛ばせてみたり、子どもを安全なところに座らせて。コーチが潜って行って女性コーチの足を急につかんで「キャー!」と言わせてみたり、遊んでばかりしていました。

そうやって遊んでやると、当然子どもは楽しいですから、プールを休まずに練習に来ます。コーチはずっと遊ぶわけではなく、子どもの雰囲気を読み取り、練習しても効果が低いと感じれば、パッと切り替えて子どものやる気を引き出すために遊んでいたのです。子どもがやる気になればコーチのいうことも聞いて、練習を数回すれば出来るようになって、進級テストも合格です。

いまじゃ保護者が怒ってきそうでやらないですけど・・・アナタはどう思われますか?

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気がつけば子どもがひとり多い

昔から水の集まるところには霊も集まるといわれます。

スイミングスクールにあるプールも例外ではなくて、みんなが帰ったあと、責任者がひとり残って残業をしていると、プールの方から声が聞こえたり、誰もいないはずなのにシャワーが出ていたりするそうです。

とあるスイミングスクールでは、昼間の子どものレッスンで、10人で練習を始めたはずなのに、途中で人数を確認すると11人いる。コーチがおかしいと思ってもう一度数えると10人、ただの数え間違いだと思い、練習を終え練習道具のビート板が片付けるように子どもにいうと、全員片付けたはずなのにビート板が1枚余る。

やっぱりアレは霊なんでしょうか…

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あくまでも昔話ですので、信じるかどうかはアナタしだいです。イヒヒヒヒヒ