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元水泳コーチのスイミングのハナシ

スイミングスクールで26年働いた元水泳コーチのお話です

子どもがスイミングスクールを嫌がったら保護者はどうするべきか

子どもがスイミングスクールに通っていて、最初は楽しく通っていたのに、急に嫌がりだすことがあります。

最初はスイミングスクールのレッスンの日に「行くのがイヤだ!」といいだし、それがレッスンの前夜になり、ついには水着やバッグを見ただけで泣き出す場合もあります。

もちろん子どもにはちゃんと嫌になる理由があるのですが、それをうまく表現できなかったり自分でも理由が見つけられなかったりして、保護者には何も言わないこともあるでしょう。

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保護者としては、せっかく高いお金を払っているのだから、嫌がらずに通って欲しいと思うでしょうし、無理やり通わせるのもどうかと思うし、いろいろ悩まれると思います。

プールに行くのがイヤだぁぁ!と泣いている我が子を見て、泣きたいのはこっちだよ・・・と思ったりしていませんか?

そこで保護者のみなさんの悩み解決のヒントになるように、これまでの経験を踏まえて書いてみたいと思います。

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まず子どもの嫌がる理由を徹底的に考える

直接子どもに聞いてみて、嫌な理由が判明すればいいのですが、子どもが伝えてくれない場合もあります。そのときは保護者が思いつく限り、子どもが嫌になる理由を考えてそれを子どもに聞いてみてください。

  • コーチが怖い
  • 友達が嫌がらせする
  • 練習が上手くできない

考えるのは大変ですが、子どもが反応するまで聞き続けます。ここは子どもとの根気比べになりますので、アタリが出るまで聞き続けましょう。

もしかすると嫌な理由は些細なことで、簡単に解決できることかもしれません。それに子どもは親に聞いてもらえるだけで安心して、自分でもう一度がんばってくれるかもしれません。

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コーチとタッグを組む

保護者には嫌な理由がわからなくても、コーチはそれをわかっているかもしれません。子どもが嫌がって通ってくれないと、スイミングスクールとしても損失に繋がりますので、問題解決に協力してくれます。保護者とコーチがタッグを組むことで、子どもが嫌がっている理由を見つけられるかもしれません。

またコーチが気が付いていない場合は、保護者が嫌がっている理由をコーチに伝えているだけで、コーチが上手くフォローしてくれる場合もあります。どちらにせよ、子どもがプールに行くのを嫌がったら、コーチには相談しておくべきでしょう。

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嫌な練習をストップすることも考える

子どもに嫌になっている理由を聞いて、それが進級テストのための練習が難しく出来ないことだったとします。低年齢の子どもでしたら顔を浸けることすら嫌がる場合もありますし、クロールの呼吸が出来ないといったこともあるでしょう。

その場合コーチと相談して、その練習をしないでレッスンを行うことが(たいていの場合)可能です。

本来、水泳とは水の中で楽しく学んでいくものです。しかし進級テストがあるからやらないといけない練習が生まれてきて、それが出来るまで繰り返すレッスンになる場合があります。

そういう原点の考えに戻るために、保護者とコーチがタッグを組んで「嫌な練習はしないで好きな練習をする」と子どもと約束をするのです。そうすれば通うようになり子どもの成長と共に出来なかったことも出来るようになるでしょう。

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プールに入ってしまえばケロッとしている場合も

これまでの経験上、子どもはスイミングスクールに行くのを嫌がっていても、プールに入ってレッスンが始まってしまえば意外とケロッとして、保護者が拍子抜けすることがあります。これは子どもが甘えていることが多く、子どもが保護者の注意を引くためにわざと嫌がっている場合が多いようです。

無理やり子どもをスイミングスクールに連れてくるは、保護者自身が抵抗を感じるかもしれませんが、子どもをコーチに預けて、あとは任るほうがいいでしょう。そのためにも普段からコーチとの信頼関係を結べていれば、やりやすいですね。

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最後に元コーチの意見を

子どもがスイミングスクールを嫌がることはよくあることで、その理由は様々です。しかし本当に嫌なら子どもは全力で嫌がります。

自分が経験してきた中で、プールに入るのを本当に嫌がる子どもは、コーチの顔をかきむしったり腕や足に噛み付いたり本能のままに全力で抵抗してきます。

しかし、それまで大声で騒いで泣きじゃくっていた子どもも、保護者と別れてしまうと意外とおとなしくなって、プールに入れば普通にレッスンに参加して、終われば元気に「おもしろかった~」なんていっています。

もちろん全てがそうではなく、プールサイドまで行っても入りたがらない子どももいます。子どもの年齢にもよりますが、そんなときは無理やりプールに入れようとせず、一緒に座ってプールとは関係のない話をして、自分から入るのを待つこともあります。

今日はゴハンなに食べたの?
学校でなにして遊んだの?
プールまで自転車で来たの?

そんなこと無駄話をしていると、自分で入りだすか嫌な理由をボソッといいだすこともあります。それさえわかれば担当コーチと相談して、水の中で楽しいことだけやっていれば、スイミングスクールに通うことは出来るようになります。

親の立場としては毎月お金を払っているのだから、それなりに出来るようになってほしいですし、時間も無駄にはしたくないと考えるでしょう。ただ子どもの成長が必ず右肩上がりに上がり続けることはありません。平行線を続けた痕に急に上がることもありますし、ときには下がることがあるかもしれません。

多くの子どもを見てきた自分としては、出来るだけ長い目で見てもらえればと思います。