元水泳コーチのスイミングのハナシ

スイミングスクールで26年働いた元水泳コーチのお話です

スイミングスクールには何歳から通うべきか

子どもをスイミングスクールに通わせるときに、何歳で始めるべきか?

早くから通わせるほうが良さそうな気もしますが、あんまり早いと泣かれたり嫌がったりしそうでどうしよう?そうやって意外と悩んでいるママが多いようです。

スイミングスクールにもよりますが、ベビークラスがあるところは赤ちゃんの首がすわったら親子でスイミングスクールに通うことが出来ます。

それを基準に考えると、子どもは0才からスイミングスクールに通うことが出来ますので、かなり幅が大きくなります。

そこで子どもをスイミングに通わせ始めるタイミングを、大きく3つに別けて考えてみましょう。

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0~2歳から始める 親子でベビークラス

前述したように、赤ちゃんの首がすわれば親子でスイミングスクールに通うことが出来ます。

もちろん親子ですから、ママかパパが一緒にプールに入らないといけません。

ベビークラスについては、赤ちゃんと親がふれあいスキンシップを楽しむ場所と考え、難しいこと(潜ることや泳ぐこと)は 、赤ちゃんが十分水に慣れてからだと思ってください。

なので赤ちゃんが何も出来なくても問題なくて、ママが抱っこして一緒に入って、ほかのママとおしゃべり目的でもかまわないのです。

親子で行うベビークラスをいつから始めるかは、一緒にプールに入るママやパパがどうするかで決まります。「水着姿になるのはちょっと・・・」と思われるかもしれませんが、赤ちゃんの内に水に慣れていれば、子どもがひとりで始めるときに楽ですし、コーチとの信頼関係を結ぶことが出来ますので、よかったら考えてみてください。

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2~5歳から始める ひとりでちびっこクラス

基本的には陸上を歩くことが出来れば、ひとりでスイミングスクールに通うことが出来ます。

もちろんスイミングスクールによって受け入れ開始年齢が決まっていますので、いくら子どもが1歳で歩けても、スイミングスクールの受け入れ年齢が2歳からとなっていれば、通うことは難しいでしょう。ただ、スイミングスクールによっては1歳半でも受け入れてくれるところもありますので、その辺は問い合わせてみてください。

子どもが低年齢からスイミングスクールに 通わせると、多くの場合泣きますが、これは保護者と離れることが原因で、水が嫌いプールが嫌なわけではありません。

子どもにとって水は最高のオモチャであり、プールの中はとっても気持ちのいい場所なのです。

それでも泣いてしまうのは、大好きな親から離れることだったり、見知らぬ大人(コーチ)に連れて行かれることであり、行ったことのない空間(プール)にいることの不安だからです。

時間がかかる子どももいますが、慣れてしまえばいつしか平気になって、笑顔を見せてくれます。

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6歳で始める ひとりで子どもクラス

子どもの生活リズムの変化として、小学校に通い始めることはかなり大きな変化でしょう。

その生活リズムの中に、スイミングスクールを入れてしまうのがスイミングスクールのスタートとしては良いでしょう。

もちろん6歳を過ぎてからでも始めることはできますが、ひとつだけ問題があります。

スイミングスクールでは、ひとりで習う子どもの年齢ではなく泳力によってクラスを分けています。例えば3歳から始めた子どもがいたとして、4年通って今は7歳です。そこに全く初めての7歳の子どもが入った場合、同じ7歳でも泳力に差があるので一緒のクラスでは練習できません。

そうなると、全く初めての7歳の子どもと、3歳から始めて1年通っている4歳の子どもが同じクラスで練習することもあります。

このときに、保護者がパッと見ても違いがわかりますし、子どもにとっても「小さい子どもと同じクラス」とわかります。

意外とこれが嫌でスイミングスクールを辞める子どももいますので、保護者は考えておく必要があります。

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コーチの立場でいえば早いほうが良い

実際に指導するコーチの立場だけでいわせてもらえれば、子どもの体が小さい方が教えやすいので、年齢が低い間に始めてもらうほうが好ましいです。

年齢が低い間は子どもの体が小さく力も弱いので、コーチが手足を持って補助をして正しい動きを教えることが簡単です。

それが年齢が高くなるにつれ、子どもは自分の思うように、しかも力任せに体を動かそうとしますので、補助をすることが難しくなります。

他のスポーツでもそうですが、特に水泳は力を抜いて体を動かさないと、浮かぶことも進むことも出来ません。

もちろん年齢が高くなっても指導することは出来るのですが、低年齢の子どもに比べると手がかかると思ってください。

決してコーチがサボりたいわけではございません。

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スイミングスクールの立場としても早いほうが良い

これは完全にお金儲けの話になりますが、スイミングスクールとしては、少しでも早く子どもに通ってもらって、いかに長く続けてもらうかを考えています。その方が儲かりますからね。

そのためにベビークラスの月謝はものすごく安くて、ひとりで通うクラスになると高くなるスイミングスクールもあります。

これは赤ちゃんから通ってもらって、ベビークラスで終わらずに、もっと泳げるようにしたいと思う親心をくすぐり、長く通ってもらうための作戦です。

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まとめ

  • ベビークラスで始めるのは親しだい
  • ひとりで入るクラスなら2歳か6歳

子どもの習い事はいろいろありますが、2歳からひとりで通える習い事はスイミングスクールくらいでしょう。その利点を生かしたいと考えるのであれば、子どもが泣こうがわめこうが2歳から通わせるべきでしょう。

逆に兄弟がいて上の子どもがすでに通っていて、下の子どもがまだ1歳でも、「コーチ早く預かってくれませんか?」と相談に来るママもいます。

もちろん全て家庭の事情、特に金銭面のこともありますので、その辺は良く考えて決めていただければと思います。

今回の内容は、あくまでも参考にしてください。

進級テストで「タッチしてないだけで不合格?!」と思うママへ

ほとんどのスイミングスクールでは、進級テストというものが行われています。

そこで合格すれば進級して新しい項目の練習ができますが、不合格ならまた同じ練習をして次回また同じ進級テストを受けることになります。

スイミングスクールに通う子どもも通わせる保護者も、合格することを望むでしょうし、指導するコーチも合格させるために努力をしています。

そんな進級テストですが、毎回全員合格するわけではなく、何らかの理由で不合格になる場合もあります。不合格になった場合は何がダメだったのか、ちゃんとした理由があり、スイミングスクールによっては理由を書いたメモをもらえたり、保護者に直接説明していくれるスイミングスクールもあるでしょう。

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残念ながら不合格だった場合、また同じ練習をして、次回の進級テストで同じことをしないといけないのは、保護者としてはお金の無駄と考えることもあるでしょう。

もしくは不合格になったことで子どもがやる気を失い「プールに行きたくない」と言い出すかもしれません。これは保護者にとっては手がかかることになります。

さらに不合格の理由がほんの些細なことだった場合、「それだけで?それくらいなら大目に見てよ…」なんて思いませんか?

お気持ちはお察ししますが、少し冷静になって考えてみましょう。

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「それだけで?」となりやすい不合格理由

進級テストで何をするかは、子どもの泳力や年齢によって大きく変わりますが、ここでは「それだけで?」となりやすい理由の例をあげてみます。

  • たった1秒遅いだけ
  • 肘が曲がっていただけ
  • 壁へのタッチを忘れただけ

たった1秒遅いだけ

進級テストにタイムが入っている場合、そのタイムを切れなければ不合格です。

水泳はスポーツでありタイムを競う競技でもありますので、スポーツのルールを教えるためにたった1秒でもオマケはしません。

実際、高学年の子どもにいわれることもあります。「たった1秒なんだからいいじゃない」そのときにはこう返します。「たった1秒ならなんとかしなさい」

保護者としても、たった1秒と思われるかもしれませんが、水泳はタイムを競う競技であり、スイミングスクールとしては1秒の重みを教える必要があります。

たった1秒と思われるかもしれませんが、その差は大きいということをわかるためにも、不合格なのです。

0.1秒くらいならオマケはしていました…ナイショで

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肘が曲がっていただけ

例えばケノビキック(頭の上で手を組んでバタ足)をする場合、少しくらい肘が曲がっていても進むんだから問題ないのでは?と思われるかもしれません。

ケノビキックが出来ているかどうかであれば問題ありませんが、ケノビキックの先にはクロールというのがあります。

クロールをするときに手が伸ばせないと正しく手を回すことが出来ませんので、さらに習得までに時間がかかります。

水泳指導の考え方はスイミングスクールによって多少違いますが、基本的には流れがあって、進級テストの前後に関連があることが多いのです。

ケノビキックはクロールのための基本練習であり、ケノビキックが正しく出来ていればクロールの習得も早くなるということです。

ですので、ケノビキックのときに肘が曲がっていると、クロールのことも考えて不合格にするわけです。

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壁へのタッチを忘れただけ

水泳のルールの中に「両手でタッチしないといけない」というのがあります。

ここではルールの説明は避けますが、競技として壁に両手でタッチしなければ、失格になる種目があると考えてください。

年齢に関係なく泳力が高い子どもの進級テストになると、指定タイムより早く泳ぐことと、タッチやターンのルールを守れるかどうかの2つが進級テストの内容になります。

せっかくがんばって速く泳いでタイムを切ることが出来たけれど、最後のタッチが片手になってしまい不合格となれば、保護者とすれば「タッチくらい…」となるでしょう。

確かに両手タッチは競技のルールであり、別にできなかったからといって泳ぐことには問題はありません。

ですが正しいルールを覚えることは、タイムを縮めることと同じくらい大事なことで、知らなかったでは済まされません。

特に選手クラスが強いスイミングスクールでは、早い段階で進級テストにルールが含まれているようです。

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最後に元コーチの意見を

人間心理として、あきらかに誰が見ても不合格なら諦めもつきます。25m泳がないといけないのに、途中で立ってしまうとか。

ですが、もうちょっととなると、なんとかならないのか?という心理が働くものです。

保護者だけでなく、子どもも同じようなことを思うかもしれませんが、そういうときは厳しいかもしれませんが、そのもうちょっとが、なぜ出来ない?と諭してあげれるようにしてください。

もしわからないことがあれば、コメントをいただければ、答えられる範囲でお答えしますので、よろしくお願い致します。

子どもがスイミングスクールを嫌がったら保護者はどうするべきか

子どもがスイミングスクールに通っていて、最初は楽しく通っていたのに、急に嫌がりだすことがあります。

最初はスイミングスクールのレッスンの日に「行くのがイヤだ!」といいだし、それがレッスンの前夜になり、ついには水着やバッグを見ただけで泣き出す場合もあります。

もちろん子どもにはちゃんと嫌になる理由があるのですが、それをうまく表現できなかったり自分でも理由が見つけられなかったりして、保護者には何も言わないこともあるでしょう。

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保護者としては、せっかく高いお金を払っているのだから、嫌がらずに通って欲しいと思うでしょうし、無理やり通わせるのもどうかと思うし、いろいろ悩まれると思います。

プールに行くのがイヤだぁぁ!と泣いている我が子を見て、泣きたいのはこっちだよ・・・と思ったりしていませんか?

そこで保護者のみなさんの悩み解決のヒントになるように、これまでの経験を踏まえて書いてみたいと思います。

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まず子どもの嫌がる理由を徹底的に考える

直接子どもに聞いてみて、嫌な理由が判明すればいいのですが、子どもが伝えてくれない場合もあります。そのときは保護者が思いつく限り、子どもが嫌になる理由を考えてそれを子どもに聞いてみてください。

  • コーチが怖い
  • 友達が嫌がらせする
  • 練習が上手くできない

考えるのは大変ですが、子どもが反応するまで聞き続けます。ここは子どもとの根気比べになりますので、アタリが出るまで聞き続けましょう。

もしかすると嫌な理由は些細なことで、簡単に解決できることかもしれません。それに子どもは親に聞いてもらえるだけで安心して、自分でもう一度がんばってくれるかもしれません。

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コーチとタッグを組む

保護者には嫌な理由がわからなくても、コーチはそれをわかっているかもしれません。子どもが嫌がって通ってくれないと、スイミングスクールとしても損失に繋がりますので、問題解決に協力してくれます。保護者とコーチがタッグを組むことで、子どもが嫌がっている理由を見つけられるかもしれません。

またコーチが気が付いていない場合は、保護者が嫌がっている理由をコーチに伝えているだけで、コーチが上手くフォローしてくれる場合もあります。どちらにせよ、子どもがプールに行くのを嫌がったら、コーチには相談しておくべきでしょう。

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嫌な練習をストップすることも考える

子どもに嫌になっている理由を聞いて、それが進級テストのための練習が難しく出来ないことだったとします。低年齢の子どもでしたら顔を浸けることすら嫌がる場合もありますし、クロールの呼吸が出来ないといったこともあるでしょう。

その場合コーチと相談して、その練習をしないでレッスンを行うことが(たいていの場合)可能です。

本来、水泳とは水の中で楽しく学んでいくものです。しかし進級テストがあるからやらないといけない練習が生まれてきて、それが出来るまで繰り返すレッスンになる場合があります。

そういう原点の考えに戻るために、保護者とコーチがタッグを組んで「嫌な練習はしないで好きな練習をする」と子どもと約束をするのです。そうすれば通うようになり子どもの成長と共に出来なかったことも出来るようになるでしょう。

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プールに入ってしまえばケロッとしている場合も

これまでの経験上、子どもはスイミングスクールに行くのを嫌がっていても、プールに入ってレッスンが始まってしまえば意外とケロッとして、保護者が拍子抜けすることがあります。これは子どもが甘えていることが多く、子どもが保護者の注意を引くためにわざと嫌がっている場合が多いようです。

無理やり子どもをスイミングスクールに連れてくるは、保護者自身が抵抗を感じるかもしれませんが、子どもをコーチに預けて、あとは任るほうがいいでしょう。そのためにも普段からコーチとの信頼関係を結べていれば、やりやすいですね。

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最後に元コーチの意見を

子どもがスイミングスクールを嫌がることはよくあることで、その理由は様々です。しかし本当に嫌なら子どもは全力で嫌がります。

自分が経験してきた中で、プールに入るのを本当に嫌がる子どもは、コーチの顔をかきむしったり腕や足に噛み付いたり本能のままに全力で抵抗してきます。

しかし、それまで大声で騒いで泣きじゃくっていた子どもも、保護者と別れてしまうと意外とおとなしくなって、プールに入れば普通にレッスンに参加して、終われば元気に「おもしろかった~」なんていっています。

もちろん全てがそうではなく、プールサイドまで行っても入りたがらない子どももいます。子どもの年齢にもよりますが、そんなときは無理やりプールに入れようとせず、一緒に座ってプールとは関係のない話をして、自分から入るのを待つこともあります。

今日はゴハンなに食べたの?
学校でなにして遊んだの?
プールまで自転車で来たの?

そんなこと無駄話をしていると、自分で入りだすか嫌な理由をボソッといいだすこともあります。それさえわかれば担当コーチと相談して、水の中で楽しいことだけやっていれば、スイミングスクールに通うことは出来るようになります。

親の立場としては毎月お金を払っているのだから、それなりに出来るようになってほしいですし、時間も無駄にはしたくないと考えるでしょう。ただ子どもの成長が必ず右肩上がりに上がり続けることはありません。平行線を続けた痕に急に上がることもありますし、ときには下がることがあるかもしれません。

多くの子どもを見てきた自分としては、出来るだけ長い目で見てもらえればと思います。

スイミングスクールのクレームで1番多いのは「見てくれない」「教えてくれない」

26年もスイミングスクールで働いていると、お客さんからさまざまなクレームをもらいます。その内容はピンからキリまであり、「それはちょっと・・・」と思うことから、「貴重なご意見ありがとうございます」と実行出来るものまで様々です。

そんなクレームの中で一番多いのが、子どものレッスンに関することで、子どものことを見てくれていない、子どもに教えてくれていないというような内容です。

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一番多いクレームが起きる理由

保護者の方が子どもをスイミングスクールに通わせる理由は様々ですが、最初は健康のためとか溺れないようにとか、安全に関することだったのが、いつしか進級テストで合格することになっているでしょう。

スイミングスクール側も進級することで継続意欲を煽りますし、子どもも進級することが楽しみですし、保護者も我が子のことが自慢出来ます。進級テストというのは3者にとって大事なものになっているはずです。

そんな大事な進級テストで不合格したときに、合格できなかった理由が、子どもの実力不足であれば納得のしようもありますが、そもそもレッスンで教えてもらっていない、レッスン中に注意されていない、もっといえばレッスン中にはOKをもらっていた。そんなことがあれば保護者が不信に思って当然です。

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さぁ、こうなったら保護者は黙っていられません

保護者のアナタはコーチを捕まえて、文句のひとつもいいたくなります。しかし ベテランのコーチになればなるほど素直に聞いてくれますが、中途半端に経験のあるコーチは自分を正当化したいので、難しい言葉や理屈で保護者を丸め込もうとします。

これが火に油を注いだことになり、「もうアナタじゃ話にならない!責任者を呼んで!」というところまでヒートアップ、責任者に向かって「こうなったら良い機会だからアレもコレもいわせてもらいます!」と腹に溜まっていたことを吐き出すようにまくし立てれば、もう後に引き戻せなくなってしまいます。しかし何かのきっかけで冷静になれば、「ワタシ何をしているの?」と思い始めます。

すみません、後半は妄想が入ってしまいましたが、クレームで一番多いのは子どものレッスンのときに子どもを指導してくれていないことであり、進級テストが大きく関わっているということがいいたかったのです。

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進級テストの結果を待たずにドンドンいいましょう!

なんだかクレームをいうことを止めるような書き方になったかもしれませんが、この内容のクレームはドンドン言った方が良いでしょう。

言うときのコツは、出来るだけ進級テストについては触れず、「出来てないことがあれば子どもに注意して欲しい」と伝えれば良いでしょう。進級テストに触れないのは、子どもが出来ていないのに強引に合格にされる場合があるからです。コーチからすれば「進級してしまったら文句はないだろう』となりかねませんからね。

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このクレームをいうときの注意点

子どものレッスンでコーチがちゃんと指導してくれていないと感じたときには、そのことをコーチに伝えることは問題ないと思います。

ただし、元コーチとして2つだけ気を付けておいてほしいことがあります。

  • 保護者には理解できない練習方法がある
  • レッスンでの距離と進級テストでの距離

保護者には理解できない練習方法がある

例えばクロールの呼吸が進級テストの項目なのに、レッスンではクロールの呼吸の練習をせずに上向きと下向きのバタ足を繰り返してクルクル回って進んでいるだけで、手を回さずに泳いでいたとします。

保護者はそれを見て、進級テストの練習をして欲しいとクレームをいうのですが、実はこれが本当に呼吸の練習だったりする場合があります。

ここではその説明は長くなるので避けますが、コーチは医者と同じように、患者である子どもに合った方法で指導していきます。コーチの目で見てこの子どもには、別の方法が良いと考えれば、平気でその子どもだけ別メニューを行います。

本当に気が利くコーチであれば、そのことを事前に保護者に伝えてくれますが、時間が限られている場合、そこまで出来ない場合もあります。

そんなときはクレームではなく練習の意図などを聞けばいいでしょう。

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レッスンでの距離と進級テストでの距離

これもクレームの多い内容ですが、25m完泳が進級テストの内容なのにレッスンでは10mくらいしか泳いでなくて、それが原因で不合格になったというものです。

これは元コーチとして断言しておきますが、25mくらいなら10mの繰り返し練習で泳げるようになります。もちろん必ず全員がというわけではありませんが、それで不合格になるのは、残念ながら子どもの能力がまだ足りていないだけです。

これはたとえ話で出す内容ですが、42.195km走るマラソン選手が、毎回の練習で42.195km走っているかといえば走っていません。体にかかる負荷や42.195km走るときと同じ状況を作り出して練習しており、42.195km走らなくても走っているのと同じことが経験出来ているので、不安なく望めるのです。

スイミングスクールのレッスンでいえば、10mを3回繰り返せば30mになります。途中で2回休憩が入りますが、この休憩を減らしていくことで25m泳いでいるのと同じ状況を生み出します。教えるのが上手いコーチなら、子どもをその気にさせて10mを一気に10回くらい泳がせます。もちろん間に休憩は入りますが合計すれば100mです。そんな練習を繰り替えしていれば、25mなんて余裕で泳げるでしょう。

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まとめ

  • スイミングスクールで一番多いクレームは、コーチが子どもを見てくれない教えてくれないです
  • 子どもを教えてもらえていない、見てくれていないと感じたらコーチに伝えましょう
  • 練習内容についてはコーチしかわかっていないこともあるので、その場合はクレームではなく練習の意図を聞くこと
  • 進級テストの距離とレッスンでの繰り返し練習の距離の違いよりも、繰り返し練習の休憩時間に注目すること

もし書いている内容でわかりにくいことがありましたら、コメントをいただければお答え出来る範囲で答えさせていただきます。

スイミングのコーチと合わないと感じたらどうしようと思うママへ

子どもがスイミングスクールに通うと、必ずコーチが付いて指導をしてくれます。しかしスイミングスクールにはたくさんのコーチがいて、その指導技術や性格は様々です。

同じお金を払うなら、優れた指導技術を持った性格の良いコーチに教わりたいとは誰もが思うことですが、コーチ全員がそうではなく、保護者の目から見ると「今日のレッスンはハズレだなぁ」なんて思うこともあるでしょう。

指導中に子どもに危害を加えたり、言葉で責めたりするようなコーチは論外ですが、コーチの性格はそれぞれ違うので、子どもや保護者と合う合わないが必ず出てきます。

せっかく高いお金を払ってスイミングスクールに通っても、コーチと合わなくてスイミングスクールを楽しめなかったり、辞めてしまおうかと思っている保護者の方へ、ちょっと書いてみたいと思います。

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コーチと合わないことを伝えていいか?

子どもや保護者がコーチと会わないと感じるには、それなりの理由があるでしょう。それは些細なことかもしれませんが、お金を払っている立場であり客としては、その理由をスイミングスクールに問い合わせることは問題ないと思います。

もちろん直接担当コーチに伝えると角が立ちますし、心象が悪くなる可能性がありますので、そのスイミングスクールの責任者(支配人やヘッドコーチ)といった人に相談する形で伝えるのが良いでしょう。

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相談するときに注意する3つのこと

いざ伝えるとなれば怖かったり緊張もすると思いますが、受付やフロントの方に伝えて責任者を呼んでもらうか、何かのタイミングで合うことが出来るならそのときに伝えれば問題ないでしょう。

ただし、伝えるときにやってはいけないことがあります。

嫌いではなく合わない

責任者に伝えるときに「あのコーチが嫌い」ではなく「あのコーチと合わない」という思いを伝えるようにしましょう。いくら客でもコーチを人格否定するのはどうかと思いますし、「嫌い」となれば一方的に相手を悪者にすることになります。しかし「合わない」であれば、どうにかして歩み寄りたいという気持ちが伝わるはずです。

責任者に担当コーチと合わないと伝えれば、当然「どのような点が」と返ってくるでしょうから、コーチの行動や考え方でおかしいと思う点を伝えれば良いでしょう。

意外なことかもしれませんが、これを伝えるだけでレッスン内容が改善され、コーチが好きになる場合もあります。

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子どものワガママでいわない

子どもは賢いですから、自分が上手く出来なくて水泳を嫌になったときに、コーチが嫌いだからと平気でいいます。それらを見抜くのは親の役目であり、本当に嫌なことを克服するための手助けをするのが保護者の勤めでしょう。

子どもが「あのコーチ嫌い!」と言い出したくらいで保護者はうろたえてはいけません。もし子どものレッスンを見学する時間があるのなら、じ~~っと見てみてください。きっと子どもが嫌がる理由が見えてきます。スマホなんて触っている場合じゃないですよ!

それが本当にコーチのやっていることがおかしいと感じるなら、それは子どもが合わないと思っているのではなく、保護者が合わないと思うことですので、それを伝えればいいでしょう。「子どもがいっているので・・・」は禁句です。

 

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他の保護者もいっているはダメ

レッスンを見学する場所では保護者同士がコーチの話をしていて、「あのコーチはダメねぇ~」なんて会話が行われています。(コーチとしては恐ろしい場所です…)

ですが、責任者に伝えるときに「他の保護者もいっていますし」などといってはいけません。あくまでも個人の意見として伝えなければ、スイミングスクール側に上手く伝わりません。

責任者の立場としては、個人の意見として聞いた場合は、その問題を解決するために必要な方策を考えますが、「他の保護者うんぬん」と聞くと、他の保護者が誰なのか?本当はそう思っていないんじゃないか?などと考えてしまいます。

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最後に元コーチの意見を

コーチの指導技術と性格については本当に様々ですが、仕事の出来る責任者は適材適所を考えているものです。

例えば子どもに厳しいコーチがいたとして、それを新しい子どもばかりのクラスの担当は任せません。逆にスイミングスクールに慣れてきて、ふざける子どもが集まっているクラスの担当をさせるようにします。

ただ、残念ながら実際問題としてコーチの大半がアルバイトであり、そのコーチが勤務出来る曜日や時間が限られてますので、適材適所をしたくても出来ない場合もあります。

たまに「あのコーチとは合わない」と感じた保護者が、そのコーチが入っていない曜日や時間に変えるのですが、それを知らない責任者が偶然担当を変えてしまい、せっかく変えたのに、また同じコーチになってしまった。なんてこともありますよね。

いくら「コーチと合わない」という表現を使ったとしても、批判になってしまうのでは?と考えて伝えない方もおられるでしょうが、スイミングスクール側としては、コーチの評判が悪ければ死活問題に関わりますので、コーチを再教育するか担当を変えることで対応します。

ただ、そこにスイミングスクール側と保護者の信頼関係がなければ成り立たず、ワガママばかりいう保護者はコーチ達から煙たがられますし、お客さんである保護者の意見を真摯に受け止めないスイミングスクールは、結局悪い評判で潰れてしまいます。

せっかくスイミングスクールに通うなら、楽しく通えるにしたいものですね。

スイミングスクールのコーチを好きになってしまったママへ

たいていのスイミングスクールでは、子どもが泳いでいる間にレッスンの様子を見学出来るようになっています。

施設の形状によって、その距離感や目線の高さは変わってきますが、目線の高さが同じで距離が近い状態で見学出来るスイミングスクールもあります。

初めは教わっている子どもを見ていたはずが、いつしか教えている男性コーチを見ていて、ついには男性コーチから目が離せなくなっていた。なんてことありませんか?

若い男性コーチが水着だけ

薄いガラス一枚の先には、若い男性しかもイケメンのコーチ、纏っているのは水着だけで上半身は裸です。いくらそんな気がなくても、ママも立派な女性であるわけですから、そんな気になってしまって「カッコイイなぁ~」と思っても不思議ではありません。人間の性です。

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好きになるのは自由ですが・・・

アナタが既婚者である場合、スイミングスクールの男性コーチを好きになって、そういう関係を持ってしまえば不倫となります。

しかし、好きになるだけ、ドキドキするだけなら問題ありません。その芽生えてしまった気持ちをちゃんとコントロール出来るのであれば、若いイケメンの男性コーチを見て、目の保養をする程度にしておけば、誰にも迷惑をかけることもないでしょう。

ですが不倫はまずいです。その末路は悲惨なものです。オススメ出来ません。

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アナタがシングルであるならば・・・

アナタが子どもはいるけれどダンナがいない状態なのであれば、不倫にはなりません。なのでコーチを好きになって、その気になってドキドキして、妄想を現実にしてしまうことが出来ます。

もちろん恋愛は相手あってのものですから、男性コーチがその気にならなければ話になりませんが、可能性はゼロではありません。

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好きになってもコレはやっちゃダメ

あからさまにアピールやアプローチをすれば、相手が引いてしまうのは普通の恋愛と同じです。いかに自然に自分の気持ちを相手に感づかせるか、相手に好意を持たせるかが大事なのでしょう。

コーチ個人に直接プレゼントを渡したり、子どもの相談と称してコーチに何度も相談したり、好きなコーチがいつ勤務しているかスクールに電話して聞いてみたり、コーチに直接連絡したいからといって、個人的に連絡先を聞き出そうとしたり。そんなことは避けたほうがよいでしょう。

もちろん不倫はオススメしません。あくまでも恋愛として成立する場合だけのお話ですからね。

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最後に元コーチの意見を

長年スイミングスクールで働き、支配人を勤めてきた元コーチとして書いてみると、スイミングスクール側としては、指導者である男性コーチとお客様である保護者の女性が恋に落ちたとなれば、それは他のお客様からすれば絶好のスキャンダルとなります。

ですのでスイミングスクール側としては、若くてイケメンの男性コーチには、特に気をつけてそういうことのないように教育をしています。

もちろんいくら教育をしていても、「恋は盲目」といわれるくらいですから、お互いを意識するようになってしまうこともあります。しかし仕事の出来る支配人なら、いつもスタッフ(コーチ)の様子を見ているので、その雰囲気に気がつくことがあります。

そうなると支配人はスキャンダルもトラブルも避けたいですから、その男性コーチの担当クラスを変えてしまいます。少し強引な気もしますが、昔からスイミングスクールに携わってきた支配人であればあるほど、過去に同じような問題がどれだけ大きなその問題になったかを知っているので、事前に防ぐために多少強引でもやるでしょう。

元コーチとしては、ママがコーチを好きになるのは構いませんが、スイミングスクール側はそういうことを過去のことから経験していて、出来るだけ避けようと思っています。そういうのを乗り越えないといけないことをわかっておいて下さい。